サブプライムで年金支給額が目減りする? |
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10月7日
昨日のニューヨークの株の暴落を受けて、日本の証券市場も午前中にあっという間に1万円の大台をくぐってしまった。 サブプライム問題で欧米の金融機関に比べ被害が少なく、他山の石として余裕を持ってみていられた金融事情が、それどころではなくなってきた。 更に始末が悪いのは円がドル並びにユーロに対して急激に値上がりしだした。輸出を基盤とした貿易立国を標榜する日本にとっては先の見通しが暗くなって来た。特に株の値下がりは思わぬところに影響してきた。 年に1.2度会う友人がいる。 彼が年金の受給が下がったといってぼやいていた。企業年金の基金を運用していた株が下がり運用益が減り、加えて企業の合理化対策としての派遣社員の増加で年金加入者が減った。更に受給者の長寿化で肝心の基金が目減りし始めてしまった。その為企業年金システムが崩壊寸前になってしまったという。 聞けば5.6年前、株が1万円を切っていた頃の話だった。その為企業年金を解散して一括で分配しようという案が浮上した。受給者から受給金額が下がってもいいから一括払いでなく今まで通りの2ヶ月に一遍での支払いをして欲しいとの声が上がり、結局支給額を下げて、今までと同じ方法で支払われることになったという。 その結果今までより3.4万円受給額が減ったという。ゴルフに誘うと遠方の彼は一人で参加する。車で来るのだが、当然の如く殆ど高速道路を利用しない。早目に出て必ず一般道を利用して目的地に来る。 60歳の定年を迎え会社の就職斡旋を断り、残りの人生を趣味に生きると決めた。自宅を所有し、子供達も独立し、その意味では自分の生活費以外には掛らないだけに多少の目減りには動じる事はない。そんな彼のささやかな自己防衛手段なのである。 今回またしても金融恐慌により株の暴落が始まった。株で運用している年金基金に少なからずダメージを与える。絶対安心と思われていた年金がまたしても目減りする可能性が出て来た。 私のように国民年金だけしか受給されない人間にとってはどこの国の話と柳に風的なところがあったが、年金にぶら下がる人が何人もいる受給者にとっては、生活が根底から揺らぐだけに看過出来ない問題となってきた。 前回の株の値下がりはバブル崩壊という国内的な要因だったが、今回は米国発のサブプライム問題に端を発した世界的な金融恐慌である。簡単に治まるとは思えない。世間では解散風が吹き荒れているが、この緊急事態に口をひん曲げた麻生総理はどんな舵取りをしようとしているのだろうか。 新聞等で発表されている程度の四兆円の補正予算で、この難局を乗り越えられるとでも信じているのだろうか。社保庁のいい加減さで混乱した年金が、更に運用面で利用していた株の暴落と言う不測の事態が加わってしまった。 退職後の年金受給者が安心して頼れる年金システムは一体何時構築されるのか、その意味でも次ぎの選挙はとても大事になってきた。 |
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